« 2007年04月 | メイン | 2007年08月 »

2007年06月29日

アラスカ通信 #2

今週からラスカ南西部のAniak (アニアック)と言う現場に来ています。
先週までのPaxon とは違って、
毎日雲に覆われしとしとと雨が振る毎日です。
今日は強風吹き荒れみぞれの降る山中で、
クルーや物資の移動でした。
待機中気温は摂氏0度まで落ち、ヘリの中に有るありったけの上着を着たのですが、
足をカバーするものが全く無く、Gパンだけでヘリの中で震え上がっていました。
世話になってるロッジの女将が‘モモヒキが要るって‘言ってたのがよく理解できました。
こんなんでも、アラスカの夏だそうです。
今日も時々グリズリー・ベアーが出没し、
エンジンを掛けて逃げ回わったり、無線で避難の要請が来たりしていました。
実はアラスカの熊はヘリが嫌いで、
威嚇して来たり、性格の荒い熊はヘリにアタックしてきます。
常に調査等の為にヘリで追いかけられ、麻酔銃で撃たれるを覚えているからだそうです。
以前ランチをヘリに置き忘れたパイロットが翌日戻ったら、
ヘリが熊に破壊されてたと言う話も聞きました。
そんなこの現場も後二日で担当のパイロットが帰ってくるので、
また昔の現場に戻ります。
食事とロッジのスタッフがいいので楽しみです。
出来ればアンカレッジで一泊した後に、翌早朝に現場までヘリで入りたいですね。
その後は2週間働いた後、久しぶりにハワイに休暇で帰ります。
10週間ぶりの休みになります。
今度ハワイからアラスカに戻ったら、おそらく9月終わりまでの9週間休みなしでしょう。
その前に、股引を買っていかないといけませんね。

2007年06月14日

アラスカ通信

実は今年の夏は、
アラスカにヘリパイの武者修行に来ています。
プロのパイロットに成ると決めた時から、
消防ヘリのパイロットになりたいと思ってやってきました。
でも実際には、消防の経験の無いパイロットには、
誰もチャンスを与えてくれないと言うのが現実です。
チャンスが無いから経験が無い、経験が無いから消防の仕事が取れない。
そう状態が普通なんですが、今年ついにチャンスを掴みました!
一歩手前の仕事ですが、非常にいい経験になる仕事で、
来年からは、何処の仕事でも取れる様に成りそうです。
ここアラスカでの仕事は、
いわゆる Bush Pilot と言う仕事で、
山の中で、何時でも、何処でも、何でも、運ぶ、
と言うような仕事で、毎日毎回のフライトが機体と自分の限界への挑戦です。
今までの観光フライトと違って、ものすごくシビアーな環境です。
電話もインタ-ネットもテレビも無い、
建築作業員達との共同生活で、
時には、山の中で自分とヘリだけの生活もします。
難しくて、危険な仕事がほとんどですが、
来年から消防活動に参加できそうなので、
仕事そのものは全く苦になりません。
でも、気を抜くと即事故に繋がるような仕事ですので、
緊張感を保ってやってます。
山の中で待機中には、
カリブ-やムースそしてグリズリーなども出てきます。
そんな環境なので、いつもショットガンを搭載していて、
外を一人で出歩くときはいつも携行しています。
まだショットガンは撃った事が無いですが、
作業員の45口径のマグナムを撃った時ははさすがにパワフルですね。
先月は地上6,000mの雪山まで行って撮影してきました。
酸素吸入しながらの飛行で初めての体験でした。
毎日この様な状態で仕事をしています。
そしてついに来月からは、地上員と連携しながらの吊り下げ作業が始まります。
緊張と楽しみな気持ちが同時に来ています。
では、また、アラスカからの通信を送ります。