Navajo(ナバホ)通信2


ついに、消火活動やってきました!
今までスタンバイが殆どで、
数回のパトロールと消防隊員との合同訓練訓練だけだったのですが、
ついに山火事が起こりました。
休暇から帰ってもう一度訓練を行う予定でしたが、
いきなり大規模な火災で本番を迎えました。
最初は規模が小さい火災だったのですが、
強風や、急斜面、極度の乾燥状態等のせいで、一気に燃え広がり、
初日で180エーカー(1エーカー=約64m四方)、2日目で60エーカーを消失し、
やっと鎮火しました。
Helitack(航空消防隊かな?)だけでは間に合わず、
近辺の消防署やヴォランティアまで、約80名ほど動員し、
5日も掛かりました。
食堂、トイレ、宿泊施設、臨時へリポートまである、
大(中かな?)規模なHeli Baseを設定し、毎日食事の輸送なども行いました。
実際の消火活動では、かなり煙がすごく、
上空は勿論、地上の火災現場も視界が殆ど無い状態での活動でした。
訓練とは違って、火災からの熱で気流がかなり悪く、
また高度、温度、が高い為、ヘリの能力がかなり落ち、
時には高度を保てなくなったり、
気流が悪く、作業の続行が不能になったりと、
機体と自分の限界を見極めながらの飛行でした。
時には機体の限界を超えて、何とか脱出するような事も有りました。
また散水用の水源地が切り立った崖のすぐ後ろに有った為、
気流が悪く、また標高も4,000m近かったので、
水を汲んだバケツを、持ち上げられない事が何度もありました。
初日は、消防隊員に水を掛けたり、
バケツが木に当たったり(内緒です!)、
火力の強いところに散水して、地上に届く前に蒸発してしまったり、
無線の指示が理解出来ず(ナバホ族なんでかなりアクセントが強いんです)、
燃え盛る火の上でウロウロしたり等、
色々ミスをしましたが、
毎日少しずつ仕事に慣れ、技量が上がっていくのが自分でも分かりました。
でも、まだまだ遅いですね。
速さと正確さをもっと上げなければなりませんね。
今日は全ての火事がコントロールされてる状態なので、
新しい火災が起きるまではスタンバイ状態です。
朝は煙と煤で汚れた機体の掃除と、
読み残した本の始末ですね。
こんな日がいつまで続くのか、、、
隊員たちは皆
”もうすぐ休み無しで、毎日数箇所の現場を駆け巡るようになるぞ”
って言っています。
多い時は一日で9箇所の火災現場に行く事も有るそうです。
それまで少しスペイン語の勉強でもしますかね。



